施設について
遺跡・史跡の紹介
地域の神話スポット「八頭地区」
一帯を「八頭」という昔「八俣大蛇」が住んでいたところと傅えている。
- 泉谷鏡ヶ池
- 櫛名田姫がこの池を鏡に見立て髪を梳ったというのでこの名がある。また、須佐之男命が八俣大蛇を退治するときこの水で強い酒を造らせたといわれる。この水は昔からどんなに旱が続いても枯れたことがないといい傅えられる。
- 厩谷
- 長者の馬屋があったところ。
- 茶屋場屋敷跡
- 長者屋敷に住んでいた足摩稚手摩稚二神の遊蕩の場跡。
- 八頭滝
- 八頭坂の入り口より約300メートル入ったところに滝あり、水量は少ないがこの滝はオロチが休んだところと言われている。また、交通の発達していなかった時代、昭和初期以前の頃は、集落で不幸があった場合、身体を清める禊ぎがこの滝水で行われたとも伝えられる。
- 元八重垣神社跡
- 明治の時代まではここに八重垣神社の社殿があったが明治政府の合社令にて伊賀武神社境内内に移設された。また、この社殿は素晴らしい建築様式と言われている。昭和五年集落総出でこの跡地に石碑が建立された。
- 元結掛の松
- 足摩稚 手摩稚の末娘 櫛名田姫が髪を結うとき元結を掛けたとも傅える。松は巨木になって今日までに何代も生えかわった。いまの松は、昭和の中頃に台風で折れ大松のあとに生えかわったもので六代目とも八代目ともいう。
- 八頭坂
- 元八重垣神社の脇を登る山道が八頭坂と呼ばれている。現在の樋乃谷の道路(県道)が開通するまでは仁多郡と大原郡を結ぶ交通の要所だった。
- 波越峠
- この峠道は、八頭坂入口より左右に別れるように山道が登っている。池の谷に住むオロチが時々暴れた時に池の水があふれ、この峠を越えたと言われ波越峠と名付けられている。また、この山道は、大原郡眞野地区に通じている。
- 長者屋敷跡
- 大昔このところに手摩稚 足摩稚の夫婦の神が娘達と住んでいた屋敷跡で約二百年前までは此所に大きな白椿が植えり「連理椿」と呼んでいた。また、屋敷の側に足摩稚が植えたという小竹は、福竹とも立身竹ともいい珍しい種類である。